漫画

「ゲゲゲ展」松屋銀座

(会場の入り口の前は人だかりでうまく撮れなかったので、チラシで) 平日をねらって行ったのに激混みでした。展示のほとんどが原画だったので、人の列に根気良く並んで最前列で丁寧に見ていく。疲れたけれども達成感があった…。ペンタッチやベタの墨汁のむ…

Oh!水木しげる展

昨年、ちょうど年末年始に行き損ねた*1「Oh!水木しげる展」が川崎市市民ミュージアムで催されているのを新聞で知ったので、ちょっと遠いけれども、気合を入れて行ってきた。 東京駅までバスで行って山手線で目黒、東急目黒線に乗り換えて武蔵小杉からさら…

「奇談 キダン」(諸星大二郎「生命の木」)

(微妙にネタバレあり) 諸星大二郎の「生命の木」が映画化されたというので興味津々、観にいった。結論。ツマラナイ映画だった。しょぼん。 諸星大二郎は若い頃に一時期凝って、短編を立て続けに読み込んだ時期があった。彼が扱うテーマや表現によって目指…

「のだめカンタービレキャラクターBOOK」

買いました。本来は本編の漫画を読んでいたらこういうものは余計じゃと言うところですが「描き下ろしマンガ満載」などと言われると買ってしまいます。マンガは言うほど「満載」ではないけど、他の記事もそれなりに楽しめるのでファンなら買って損はないかと…

「働きマン」

安野モヨコさんの作品をけっこう昔から読んでいる。ほとんどデビューぐらいから読んでいると思う。自分が読んでいる雑誌に載れば必ず読むし、読み流すことが出来ず気持ちに残る。でも真剣に追いかけないので取りこぼしている作品もたくさんある。 彼女のパワ…

「竜の夢その他の夢−夢見る惑星ノート」

1984年に新書館から出た佐藤史生さんのイラスト集?です。先日楽天のオークションでついつい一撃落札してしまいました。画集というにはソフトカバーで簡易なつくりになっており、内容もイラストよりはインタビューや再録された作品の割合が多い。こういうの…

「のだめカンタービレ」

昨日は午後から「のだめ祭り」開催中でした(ひとりで)。CDを聴いていたらもう一度1巻から読み直そうかな〜という気分になったので引っ張り出してきて読み始めたら、既刊を一気にそろえた時に何度も読み直していたにもかかわらず、けっこう細かいエピソー…

バガボンド

今週の「バガボンド」すごかったナー。いや〜この作品はモーニングが購読雑誌なので読んではいるものの細切れでは魅力が減じると思うので、いつか終了したときにコミックスで一気に読むのを楽しみに気持ち半分で読んでいるんだけど、そうやってセーブしてい…

佐藤史生さんのこと

一番好きな漫画家は?と聞かれたら答えます。「佐藤史生」。高校生のときにプチフラワーで連載され始めた「ワン・ゼロ」第一回を読んだときから、今後も、答えは決まっている。彼女には、この世界をどのような形で捉え、言い表せばよいかということを作品を…

「エマ」

「エマ」のアニメ版サウンドトラックを買った。「エマ」は原作を、偶然、上野駅の本屋さんで立ち読み可だったのを読んだら、表紙だけ見たときの予想と違い、ある種特殊な志向を持った人のためのメイドもの(なんだか回りくどいですか…?)ではなくて、ものす…

「ホットロード」

近くの喫茶店で紡木たくさんの「ホットロード」があった(昔の版の4巻−最終巻−だけ)ので読み直してみた。結論から言うと漫画表現としてすごい作品だったのだなぁと思った。平面に空間の空気感をみごとに表した画面の連続だなぁと。枠線がところどころなか…

「一緒に遭難したいひと」

おしゃれっぽくて(や、ぽく、じゃなくておしゃれ、だよねぇ)きっぱりとしたところがそこはか〜となく劣等感をシゲキするので避けていたのだけれども、以前から気にはなっていた西村しのぶさんであります。最近「のだめカンタービレ」目当てについつい「Kis…

「まりこ闘争」

久しぶりにかわみなみさんの作品を読み返した。彼女の作品は「シャンペン・シャワー」の頃にハマって、わたしは基本的には不条理ドタバタコメディーみたいなのは好かんのですが、これは好きだった。思うに、キャラクター設定がしっかりしていて人間味溢れ、…

「プラネテス」

わたしは週刊モーニングを購読しているのでこの作品も連載時に読んだ。でもその時は今時とてもストレートな宇宙ものだなぁという印象があったくらいで強い感動はなかった。で、ある時新聞のテレビ欄の読者の一言コーナーでこれがアニメ化されていることを知…

水木しげるさんのこと

水木しげるさんは、熱烈なファンが多い方で、わたしもそうだ、と言いたいところだけれども、実は作品にはそんなに愛着を感じない。この辺、微妙なところなんだけども、もともとのわたしの中に素質として送られた好みのものではないんですね、彼が描く妖怪と…