「のだめカンタービレ」

昨日は午後から「のだめ祭り」開催中でした(ひとりで)。CDを聴いていたらもう一度1巻から読み直そうかな〜という気分になったので引っ張り出してきて読み始めたら、既刊を一気にそろえた時に何度も読み直していたにもかかわらず、けっこう細かいエピソードなど忘れていることも多くて、また新たな気持ちで楽しかった。楽しみを引き伸ばすために毎日ちょびちょび読み進めようと思っていたのに、結局やめられずに午後いっぱいのだめ三昧に。CDをフル活用して随所で音付き。ラフマニノフ2番の頭の「チャーン ダーン♪」がのだめにかかると「バーン ドゴーーーン♪」になるあたり、新たに笑わせていただきました。あと「COCI FAN TUTTE」のくだりは何度読んでもじわっとくるなぁ…。他にもイロイロイロイロ、芸術や人生に関する深い洞察と完成されたお笑い芸の融合。どちらの方面から読んでも一級品で、押し付けがましくなくさりげなく、しかし深く。その上、出てくるのは何気に美男美女ばかりだし、少女漫画としてのツボもきちんと押さえているよなぁと感心する。あれこれと芸術や人間のあり方について語りたくて、特別にお笑いが好きで少女漫画が好きなわたしには堪えられない作品であります。