「細川家の至宝」東京国立博物館

現当主について好かんたらしい気分があったため、行く気は毛頭なかったわたくしなのでありますが、ポスターに菱田春草の黒猫ちゃんが…。中学生のみぎりよりお気に入りの猫ちゃん。これは見たい! というわけで「見たい!」が勝って行きました。

菱田サンの描く絵は相変わらずすべてのパーツの配置に一分の狂いもなく、完璧!な上に!
黒猫は、んもーーーーーーーふっかふかで愛らしさ爆発!! しばし絵の前でうっとりと立ち尽くしておりました。いろいろな作品があったけれどもこの絵は格別。なにかしらが渦巻いて立ち上っているのを感じた。
その上、考えてみたら、細川家だものね…。戦国時代好きーのわたしにとって気持ちが惹かれるものがたくさんあった。利休の頃の茶道具、そして、織田信長の直筆がいっぱい。
ところで今月の国宝室の展示が「八橋蒔絵螺鈿硯箱」だったのにーーー。時間切れで見られなかった!! もっと早くに出かければよかったーーーー。先日ミュージアムショップで買ったクッキーの缶を家で見る度に本物を見損ねた…と悲しくなるのであった。