「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

ハリポタ第4弾、ようやく観ました。なかなか観る機会に恵まれず、もうDVD出てからでいいっかぁ?とあきらめかけたけど、友人に「ぜひ一度はスクリーンで」と言われたので帰省の折に時間を作って行った。
確かにスクリーンで観る価値があったなー。冒頭のクィディッチワールドカップの盛り上がり、時々出てくるホグワーツの周りの風景、大画面で見ると空間の迫力に気持ちがどこまでも伸びていって快感だった。
あの分厚い話を二時間半にまとめて、もはや原作を未読の人には何がなにやらさっぱりなのではと思われますが、それでも時々のシーンが印象的に的確に映像で現されており、なんだか解からないなりにも楽しめるのではと思いました(そりゃま、解かって観るほうがより楽しめるとは思うけど)。特に前半は展開にスピード感があり、あれよあれよといううちに物語に巻き込まれる。
わたしはボーバトンとダームストラングの登場シーンに目を奪われました。女の子たちの無意味なお色気ポーズとかわいいケツに。そして男の子たちの一糸乱れぬ行進に。杖(?)を振り回す姿がステキ〜! 映像効果もイカシてた!
キャストの皆さんはそれぞれに成長して顔が大人として出来上がりつつあり、でも中でいちばん目を引かれたのがウィーズリーの双子だなー。妙に目が離せんかった。何気に出番が多いしな。実はお気に入りのトム・フェルトンくん(ドラコ・マルフォイ)は育つにつれて美少年振りがヘタレていくのが気になる…。彼がいちばん綺麗だったのは「秘密の部屋」の登場シーンだったなぁとわたくしは思っております。あとエンドクレジットを眺めながら笑ったのはゲイリー・オールドマンの名前があったことでしょうか。あの状態でも出演になるのか…。
映画の方も原作同様、ただただ楽しいホグワーツの生活の中でハリー、大活躍!という話ではなくなりつつあり、人死にのシーンでは危うく号泣しかけたし、しみじみとした気分で観終わった。最後のハーマイオニーの台詞には作品とともに育ってきた思春期のエマ・ワトソン本人のリアルな実感もこもっているのかなと想像すると、余計にじんわりとした気分になる。
それにしても並べてしまうとチョウ・チャンよりもハーマイオニーの方が綺麗で魅力的なのにと思ってしまう美的感覚は日本人(アジア人)としてはどうなのかとなんだか辛くも哀しくなってしまったりするわけなのでありました。