「のだめカンタービレSelection CD Book」

「のだめ」は雑誌で全部読んでしまっているので新刊といえども新しく読むところはないが、何度読んでもやはり面白い。でもCDBOOKについては買うつもりはまったくなかった。こういうものは勢いに乗って買ってもうまく活用できずに邪魔になることが多いし、二ノ宮さんの視覚的な魅力は動きとギャグと擬音だと思っているのでカラーイラストにはあまり興味がなかった。それなのに買ってしまったのはやっぱり勢いに乗ってしまったのと収録の曲が聞いてみたかったものばかりで、値段が手頃だったからなのでした。
開いてみると意外とカラーイラストもさわやかな感じが見ていて楽しく儲けもの。その上曲がさわりだけ少しずつ入っているのがクラシック本来の聞き方としては邪道だとしても、わたしのように曲の感じをちょっと知りたいわ〜という場合にはよかった。そして各曲の解説、特に「もぎぎ」さんの文章が漫画本編に通じるノリで楽しめた。
それにしてもベートーベンの「悲愴」を聴くとどうしてもビリー・ジョエルの歌詞が頭を駆け巡ってしまうのがなんとも。
ちなみに、13巻初版限定のキャラコレしおりは「三木清良」…なんつうびみょ〜な。そしてアマゾンのCDBOOKのレビューを読んでこっちにもしおりがついていると書いてあって「そんなんなかった〜」と奥付を見たところ、わたしが買ったのは第二版でした。8月11日発売で9月1日には第二版とは売れてんのね〜。わたしは新宿紀伊国屋で買ったんだけど、今なら小さい本屋だとまだ第一版が残ってたかもと思うとちょっと悔しいかも(付録や初回限定に弱いわたし…。中途半端なコレクター気質にはケリをつけないと、と常々思っているんですがね)。