2006-10-08から1日間の記事一覧

「仏像―一木にこめられた祈り」(東京国立博物館)

前半のみ出品の「伝如意輪観音像」を目当てに開始早々訪れた。始め人垣の後ろから眺めた時は、ひとめ見てそのうつくしさにつかまれるという完成度ではなかったので期待を裏切られたけれども、間近の真下の真正面に立ち、像を見上げる姿勢で見ると、仏像の表…

最近は、作品を鑑賞する時に、表現がそのものの形について完全にバランスを保ってそこに在るということに心が騒ぐ。それは例えば、絵についてだと、写真のように視覚的に見たまま正しい形でという意味ではもちろんないのですが。 こう言ってしまうと何の説明…