「大乗起信論」

朝日カルチャーセンターで定期的に通い始めた講座の一つ。講師は駒澤大学の吉村誠先生。
正法眼蔵」を読み始めて、大乗仏教について知る必要を切実に感じていたところ、ちょうど一月から新開講の講座として見つけ、パンフレットの紹介文に心惹かれて受講することに。
いわく「仏典というと漢文で書かれた難しいものを想像しますが、先生の講座は分かりやすいと評判です」 フムフム。
「読み方を訓練して、ゆっくり言葉を追っていくと(仏典を)自分で読めるようになります。人類の叡智と一対一で向き合えるなんて、すばらしいことだと思いませんか。「大乗起信論」という本は一巻と言う短いものですが、読むと仏教のすべてが分かったような気になるというすごい仏典です。もちろん「分かったような気になる」ですよ(笑)。でもそれでもたいへんなことです」
というわけで。
実際に受講してみると(今日で三回目)、説明文に偽りなく、イメージ豊かで興味を掻き立てられる説明が流れるように続き、要所要所でハッと気付かされる楽しさを、毎回味わっている。今日も「如来蔵」の解説を図説してくださったときに、これまで自分の中でモヤモヤしていたものがパッと焦点を結んで大興奮!の瞬間があった。
この先もとても楽しみーなのであった。