「マイネーム・イズ・ハーン」

これは突然のダンスシーンは出てこないパターンの作品。
おおまかな内容は「フォレスト・ガンプ」に沿っているような感じなわけだけど(実際に、DVDの宣伝にも「フォレスト・ガンプ」に続くって出てくる)差し込まれたひとつひとつのシーンの意味とつながりが出てきただけでぱっと頭に入ってきて、いちいち考えなくて済むので、目新しさはないにしても、素直に感動しながら見た。とにかく、ずーっと泣きっぱなし…。
宗教の問題、人種の問題、自閉症のこと、いろいろとデリケートで緊張を強いる問題を扱っているにもかかわらず、透徹した視点が心を解いて、気持ちを洗われた。
主演のシャー・ルク・カーンは文句なしの安定した存在感で、安心して見られるし、ヒロインのカージョルも「ザ・インド美人!」ではないと思うけど、気が強くて感情の起伏の激しい感じがよく似合っていてよかった。
せっかくなので、インド映画を応援しよう運動の一環として、DVDを購入しました。