「アルナーチャラム 踊るスーパースター」

TSUTAYA DISCASで漫画をレンタルしようと思って入会したら、DVDとCDが無料お試しキャンペーン中だった。
とりあえず漫画を読みたかったので、漫画のレンタルに進もうとしたら、無料お試しは入会のときに一度のみで「このまま手続を進めると無料お試しの権利は失われます」などという表示が出たので、それなら、と検索してみると、けっこうインド映画があったので、漫画は次回に回して、いくつか予約登録…。
で、一発目がラジニ兄貴です。
ここ最近見てきたインド(ヒンディー)映画は西洋化してきたというか、欧米風な作りになりつつあり、独特の風土の香り、つまりマサラ色が薄まってきて、あの爆発的に圧倒される感じを受けられず物足りない気分が続いていたところ、この作品は見始めてすぐに「コレ、コレ、コレーーーー!!」、次から次へと繰り出される音楽に乗って、心も体も踊る踊る。わたしも踊っております、映像も踊っております、ド・マサラ!な展開、体の中心にドカンと直接響く感じ、うーーん、いい!!
とはいえ全体の作品の出来としては中くらいかな。途中で中だるみしたし、話もいまヒトツだし、同じラジニ兄貴だったら「ムトゥ」の方が完成度が高いので、マサラ映画に馴染みのない人にも勧めやすいなー。
でも、馴染んでいるわたしとしては、きっと最後にはきっちりといろんなものが整合しつつ、ひっくり返って、幸せに終わるのは知っているので、それを楽しみにしつつ、中だるみの部分を乗り越えて…
案の定! ラストの、わはははは、悪さしてぼっこぼこにされていた従兄弟とか村の悪いヤツとか、なんじゃそりゃー、その顔はーー、笑いすぎやろーとつっこみつつ、みんながみんな、はじける笑顔で輪になって仲良くなっているのが、もーわたしにはツボ! 
これがあるからやめられません。久しぶりに、爽快! 楽しかった!!
けど、この躍動感はどーもお茶の間の風景と合わないので、やはり映画館で集中してみたいものだと、強く思ったことでした。
そういえば、日本語吹替えがついていて、ちょっとびっくり。こんなマイナーな作品でもつくの?? その割に先日買った「プロジェクトA」の吹替えは中途半端な感じでしかついてなかったけどなぁ…