十一面観音像と「ダリ展」リベンジ

11月に入りまして、平日に急に休みが取れたので「仏像展」の後半のみ展示の十一面観音像鑑賞と「ダリ展」リベンジに行ってきました。
十一面観音像にはそれほどの感慨も感じることなく…。ちょっと淋しい。仕方がありませんが。
「ダリ展」はさすがに平日は並ばないで入れた。クロークやコインロッカーも使えるぐらいの混み具合。それでも会場は人で溢れていて少々落ち着かない気分でした。
ダリについては今観ると、表現がユニークだと思うけれども、それ以上のことは感じなかった。彼は己の内面にしか興味がないようにわたしには思える。内へ向かうことに魅力を感じないわけではないが、内面に深く潜ったあげく全なる世界へ突き出てゆく、その過程にカタルシスを味わうのがわたしの芸術鑑賞なので、突き出る前の段階に留まって遊んでいるようなダリの表現にはさほど魅力を感じなかった。彼は彼の意思でそこに遊んでおり、その意志と遊びの巧みさが彼を魅力的にしているのかもしれないけれども、わたしの興味はそこにはないので、結果わたしには退屈なのだということなのであります。
まーひとつ仕事が済んですっきりーというところでしょうか。秋晴れの上野公園散策は楽しかったしね。