片頭痛

昨日「クローズアップ現代」を見ていたら「片頭痛の人は脳梗塞になる確率がそうではない人の12倍」などと言われていや〜んです。かくいうわたしも片頭痛持ちなもので。
初めて症状が出たのが小学5年生くらいの時で今でもはっきりとそのシーンを覚えている。夜、学習机に座っていたら突然目に違和感を覚えて、しばらくすると左半分くらいが見えなり、その見えない部分にきらきらきらきらと光の斑点が舞いだした。「な、なんじゃこりゃ〜!」あまりに怖くて親にも言えず、夜だったのでそのまま寝た。次の日朝起きたら何事もなかったようになくなっていたのでそのままにして、その後も何も起こらず…。
何年か後に同じようなことがあったけど、その時にはもしも命に関わるような大事だったら今頃とっくに死んでるし、まぁいいかと思い、それから頻繁に起こる時は3か月に一度くらい、起こらない時は2年に一度くらいな感じで、なんだろうなぁこれは?と思いつつもやり過ごしていた。
それが片頭痛の症状だと知ったのが就職してから。偶然、職場の休憩室で読んでいた毎日新聞片頭痛についての記事が載っていて「こ、これは!!あの謎の症状! まさにこれや〜ん!そうか頭痛の一種だったのかぁ」
その記事で頭痛の前のきらきらが閃輝暗点と言うということも知った。また閃輝暗点片頭痛を放置していて悪いことがあるとは書いていなかったのでちょっと安心した。
人によっては吐き気が出る人や、ひどい痛みが何日も続く人もいるということだけど、幸い、わたしは頭痛自体は絶えられないほどにはひどくなく、むしろ普段の緊張性頭痛のほうが辛いくらいだし、長くてせいぜい一日くらいで治るので、生活に大きな支障を来たすということはないんだけど、突然、視野が狭くなって視界を光で阻まれるという日常にない特異な状態である上に、それがいつどこで何をしている時にくるかがわからないということが、けっこう大きなプレッシャーになっていつでも気持ちの片隅にあるのが気持ち悪いといえば悪い。でもそれ故に、いつ何時何事も途中で放り出すことになっても執着しないようにしようという覚悟は出来ていたような気もする。
とはいえ、前から思っていたのは「結婚式の時とかになったらどうすんだろ」だったりするけど、まぁこれは無事クリアしたし(一応、一生に一度の予定…)以前はくると怖くて布団被って寝てたもんだが、最近はきらきらしてきてもどうしてもやりたいこと、やらねばならぬことがある時はそのまま外出したりもするようになりつつあるので、プレッシャーも小さくなってきたかな。
でも脳梗塞はイヤだなぁ…。