ザッハトルテ

trikal2005-06-07

ザルツブルグザッハトルテを食べた。思いがけずオリジナルを。ザッハトルテは特に好きなケーキなのでいつかウィーンのザッハホテルでオリジナルを食べたいものだと常々思っていた。
今回のドイツ旅行では日数が短いのでミュンヘンノイシュバンシュタイン城のみの予定だったが、行ってから現地で案内してもらった人にザルツブルグに行ってはどうか、ミュンヘンからは近いんですよと教えてもらって、どんなところかよく知らなかったが街が世界遺産と聞いて行くことにした。行って初めてモーツアルトの家があると知った。街中を蛇行する川辺に古い街並み。石畳の細い小路にせり出す凝った細工の看板が風情を醸す。街の真ん中に大きな広場と教会。街に迫る山に中世の城壁。全てがコンパクトにまとまってヨーロッパに来てヨーロッパを観たなぁと満足できる楽しい街だった。でもミュンヘンに比べるとゴミゴミした感じも受けた。ミュンヘンはこざっぱりした居心地の良い街だったので。
さて。ザッハトルテですが。街をウロウロしていたらホテルの一角に「origenal Zacher」の文字が。ミュンヘンではザッハトルテがみつからず(隣の国だからあるかと期待していた。オリジナルではなくとも一応ヨーロッパだし本場で食べたと思ってもいいかなと)ここはオーストリアだからザッハトルテがあるんだ!と気色ばむわたし。それにしてもオリジナルって? 聞いてもらったらそこはなんとザッハホテル・ザルツブルグだった。ザルツブルグにもザッハホテルがあるとは知らず、まさにここで長年憧れていたザッハホテルのザッハトルテに出会った!! と興奮ひとしきり、とりあえずまだどこも観光していなかったので、一通り市内観光をすませてから、ホテルのカフェでご対面したのがこの写真。「ミット・ザーネ、ビッテ(クリームをつけてね)」とドイツ語も使ってみた。ウェイターさんにはもちろんですと言われたらしいが。
味はまぁ日本で食べるのと変わらなかったです。でも偶然の巡り合いに幸せなひと時を味わったのでした。