今ごろ紅白のこと

ビデオテープを整理しておりましたら、年末の紅白が残っていて、またまた見入ってしまいました。何にかというと「氣志團」ですねー。人は見かけで判断しちゃいかん、と肝に銘じたこのあいだの紅白だった。
というのもわたしはああいう一見ヤンキー系のファッション(および生き方?)には相容れないものを感じるので、当然のように氣志團も流行ってるから存在は知っていたけどまったく無視していた。しかし。紅白で彼らがポーズをつけた状態で下からせり上がってくるのを見た瞬間、気持ちを持ってかれた! アレをうつくしいとかかっこいいとかわたしの感覚は思わない。絶対に! でも彼らはあの瞬間あの形で完璧に決まっていて、それを感じてイカレちゃったわけです。好き嫌いを超えて何かに魅了される瞬間は快感です。その後も曲が始まってから終わるまで、もーすごかった。「もの思う」を飛び越して「楽しい」が体にも心にも渦巻いているよ!状態。わらわら出てくる大勢の人々の隅から隅まであの形で決まっているし、もちろんセンターの二人は完璧! メインで歌を歌っていた彼(綾小路さんでしたっけ?)は歌はもちろんふとしたしぐさや軽い動きまで素敵だったし、隣の彼の思いっきり振り切れたダンスには最高にワクワクした。そして最後のハゲづら〜!? どこまでもきちんとエンターテイメントに徹して、本人たちはいたって真面目な様子が心憎かった。ライヴのDVDとか出てたら買おうかな…。曲も意外にもわたしの世代で馴染む感じだったのが楽しくもあり。