「ER」

近所のレンタル屋で半額セールになる度に「ER」をまとめて借りて見ている。今回、3シーズンの最後まで見た。「ER」は途中からTVで見始めて、それがどこからからだったかがナゾなんだけど、一度登場人物の多さにわけがわからなくなって挫折して、もう一度、どこかから見始めたときにはそのまま見続けて今に至る。うちはBSを入れていないので、NHK総合で放映されるのを心待ちにコツコツ見ている(最近「韓流」に押されて放映頻度が減ったのが腹立たしい)。そして、今年の夏ぐらいから思い立って見ていない分をDVDで振り返って見始めて、現在3シーズンまで来た。まだTVで見始めたところには追いついていない。
ところで「ER」で、誰が好きかと聞かれたらわたしは答えます。「受付のジェリー」…。これでいいのでしょうか? この作品、登場人物が多い分、他によりどりみどりなのに。モテモテのロス先生は? 優しくて真面目なグリーン先生は? マッチョなベントン先生は? そして若くてかわいいカーターくんは?
でも、どうしても、わたしの目はあのでっかくて時々間抜けな受付のジェリーに釘付けなのでした。今テレビで放映している8シーズンでは姿を見ないのでさびしいんだけど、3シーズンはずっと出ているのでうれしい。どこらへんでフェイドアウトするのかな…。
彼の何がよいかというと、周りを専門職に囲まれて自分は受付だけど、ぜんぜん卑屈な感じがなく、仕事をきちんとこなし、プライベートでは手がかかるこだわりの趣味があり、日々楽しそうに生きていること(彼の趣味は葉巻。そして髭の手入れについてグリーン先生に話しているところもいい感じだった。手がかかることをこだわってきちんとしているのだなぁというところが)。そして何よりも体が大きいことがわたしとしてポイント高し、ということに最近気づいたりする。
この点が実は新発見で、わたしの異性の趣味は、昔から中性的なきれいな青年(あるいは少年)、もしくは学者タイプのインテリ、どちらにしても、小柄な人か、背は高くてもひょろっとした人が好きだと思っていた、というか、今でもそういう人も好きだけど、でも、一方で、実はごっつい男性も好きだったらしい、好みが二極化している、と気づいた。それで、自己分析してみたところ、どうも、前者のタイプは自分がなりたいタイプ、であって、純粋に異性に何を求めているかというと、実は体がでっかいことを望んでいるらしい、ということがわかったのだった。それもあんまり鍛え上げてます、というのではなくて、クマさん体型…(肥満なのはイヤだけど)。そして、近年、歳も重ねて自分がなりたいタイプを他者に投影する度合いが減ってきたので、そうするとどうしてもでっかい男性に目が行くわけであります。そういえば、ハリー・ポッターで男性として気になる(あの作品でこういう言い方もよろしくないような気もしますが)登場人物ってハグリッドなんだよなぁ…。
ちなみに前者のタイプでかつて好きだった人物とは、デヴィッド・シルヴィアンとかラルク・アン・シエルhydeとかです。後者の場合、実在の人物では思いつかないけど「スラムダンク」を読んで鉄男に異様に心惹かれたりしていたな。でもゴリや魚住ではないあたり、デカイだけで心惹かれるわけではないというのかいろいろと細かい好みがあるらしい、我ながら(あの作品でいちばん好きなのはまったく別のキャラクターなんだけどね)。あ、架空で言うならもひとつ思い出した。昔むか〜し、「グインサーガ」を読んでいた時にもグインが好きだった(でもベストはイシュトバーン。ナリスではないあたりがまた微妙)。「グインサーガ」は今は読んでません。続きも気になりません。