もう一冊の

「少子」についてあれこれ言及したのだから、やはりこっちも書かねばなるまい…(って誰も強制してませんが)。こっちとは「オニババ」です。三砂ちづるさんの「オニババ化する女たち」について。実は「少子」を読んだのは、この本を友人に薦めたら、友人がお返しに薦めてくれたのがきっかけだったのでした。
結論から言うとわたしはこの本を読んでぼろぼろ泣いた。小説ならいざ知らず、新書を読みながら喫茶店で目を真っ赤にしたのは初めてダ。でもどうにも止まらなくて。それでわたしが大騒ぎして友人に薦めたら、かわりに「少子」薦められたと。
この本はわたしが生きていて漠然と不安に思ったり疑問に思ったりしていたことをわかる言葉で提示してくれた。そしてそれが存在する、生きているということに関して根源のことだったので心から感動したのだなぁと思う。賛否両論ある本だけど、この本に対する否定的な発言を読むと、そこで反発するのはわかる、わかるんだけど、そこでつまづかないで、もう少し、素直に読んでー…とアワアワした気分になる。
なんですが、具体的な感想はもうちょっと煮詰めてからにしようと思うのであった。考えれば考えるほど深いところに入っていくのでねー。でも「少子」の側にひとこと書いておきたかったの。