第44回京の冬の旅

東福寺の退耕庵という塔頭に行った。普段は入れないらしい。「第44回京の冬の旅」という企画による非公開文化財特別公開中。
特別公開なためか、中にはたくさんの案内の人がいて、元気よく「こんにちわー」「こんにちわー」と挨拶されてびっくりしたり。拝観終了時間間近で貸切状態。案内の人がマンツーマンで解説してくれるのはよいのだけれど、もうちょっとじっくりと見たかった気も・・・。とくにお庭の思索的な印象がよかったので、座ってぼーっとしたかった。
先週(土)から、時期をずらした正月の帰省中で、今日、帰宅。帰る前に1か所くらいお寺でも見たいなーと、東寺とどちらにするか迷ったが、久しぶりに東福寺に寄った。
記憶の中にある庭をもう一度見たかったのだけれど、覚えていたよりも規模が大きく、拝観料を払って入る場所も何箇所かあって、片っ端から入っていく時間はないし・・・と迷っているうちに境内を歩いているだけでも建物の存在感と趣が気持ちに沁みてきて、それで満足して帰りかけたが、今しか見られないところは見ていくか、と退耕庵に入った。予備知識は全くなかったが、小野小町、関が原の戦い、明治維新、といくつかの時代に渡って、よく知る歴史的事実の舞台になっている場所で、ほほーと興味深く回った。