クレーム・ブリュレ

毎日、食べ物の話ばかりですが…
クレーム・ブリュレ。なんとエンターテイメントな食べ物なのでしょう。あのトップのカラメルの焼き目を小さめのスプーンを持ってカチンとたたく時のトキメキ。たたいたくらいでは割れない硬いガラスのような感触を楽しみつつ力を込めて壊すと中からとろりと出てくる白色のクリーム。この「硬い」と「トロリ」の対比が対に配役されたキャラクターのようで物語的。ミルクと卵とバニラの香りにうっとりとしつつスプーンですくって口へ。舌の上でもとろりとしたクリームとシャリシャリしたカラメルの食感の対比が気持ちよく、クリームの半端でない甘さとカラメルの焼き目の苦味を同時に味わうのがまた魅力的…。
映画「アメリ」で有名な「クレーム・ブリュレのカリカリになった焼き目をスプーンで壊すこと」だけど、ほんとに楽しいねぇ。と、近くで新しく開拓した小さなレストランで久しぶりに壊し甲斐のあるクレーム・ブリュレに出会って、楽しんだのでした。